江戸川区役所が船堀に移転するのはいつ?防災拠点・免震・駅直結デッキなど、期待値高まる!

公開: 更新:2020-12-14

画像はイメージです

2020年6月・10月に行われた委員会資料などによれば、2020年代後半(2028年頃)にも江戸川区役所が船堀に移転する計画が実現しそうです。

4.事業化の検討(3)事業スケジュール | 江戸川区新庁舎建設基本構想・基本計画(資料1)
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/documents/18708/08siryou1.pdf
新庁舎建設基本構想・計画(案)の内容検討「建設地の概要、建設手法とコスト等」(資料3)
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/documents/19795/10siryou3.pdf

これまでの委員会のポイントは、

  • 東京都が新庁舎建設予定地を江戸川区に対して売却する方針を正式な文書で認めたこと(2020年6月資料より)
  • 新庁舎イメージ図が上がってきたこと(2020年6月資料より)
  • 完成までの具体的なスケジュールができたこと(2020年10月資料より)

の3点です。一つずつ見ていきましょう。

都有地の売却が正式に決定

1つ目については、かなりのグッドニュースです。江戸川区都市開発部の参事が発言している通り、区長宛の公式文書ということで計画の実現性はほぼ担保されたといえるでしょう。

このたび東京都知事より区長宛ての正式な文書で、区庁舎建設用地として都有地を区に売却する方針であるという回答をいただいたところです。正式な売却時期等の諸条件や、都税事務所との一体整備については、まちづくりの進捗等を踏まえて、協議の上決定するとのことです。このたび、一定の方針が出たということで、大きな前進と考えています。

第8回新庁舎建設基本構想・基本計画策定委員会議事録 (江戸川区都市開発部参事発言)
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/documents/18708/08gijiroku.pdf

売却時期などの条件が早く正式に決まるとよいですね。

新庁舎イメージの極秘資料が配付される

2つ目、新庁舎のイメージ図が委員会内で限定公開されました。

それでは、資料1、2、3をお手元に御用意ください。資料3については後ほど説明いたしますが、検討過程の委員限りの資料として、会議終了後に回収させていただきます。スマートフォン等での撮影は御遠慮ください。御協力よろしくお願いいたします。今回の資料は、お手元の江戸川区新庁舎建設基本構想・基本計画(案)の資料1、その資料を要約した資料2、A4判両面刷りの新庁舎イメージの資料3となります。

第8回新庁舎建設基本構想・基本計画策定委員会議事録 (新庁舎建設推進担当課長発言)
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/documents/18708/08gijiroku.pdf

「スマホ撮影禁止!」「終了後回収!」という非常に厳重な取り扱いです。一部Web会議だったようなのでどうやって回収したのかは謎ですが…、とにかくイメージ図が出てきたことで議論がかなり具体的になってきました。以下の空間構成図はそのイメージ図ではありませんが、これにかなり近いものと予想されます。

3.新庁舎の規模・施設計画・建設地等 2)施設計画 | 江戸川区新庁舎建設基本構想・基本計画(資料1)
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/documents/18708/08siryou1.pdf

1階は水害リスクを避けるため、ピロティ(大きな空間)になっているにも関わらず免震設計ということで、かなりお金は掛かりそうです…。メインの入り口とする2階は窓口になっており、船堀駅や商業施設ともデッキで直結。さらには屋上緑化、ホバリングスペース、防災備蓄倉庫、非常用給水設備、洪水時ボートの船着き場、シェアサイクル、MaaS利用を見越した自律走行車への対応、スケルトンインフィル構造などなどの意見が各委員から挙がっていました。

3.新庁舎の規模・施設計画・建設地等(3)敷地周辺の動線計画 | 江戸川区新庁舎建設基本構想・基本計画(資料1)
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/documents/18708/08siryou1.pdf

区民みんなの願望がてんこ盛りといった形で着地はなかなか難しそうですが、うまくまとまって使い勝手のよい新庁舎になることを期待しています。

駅からの導線デッキは川口市庁舎を参考に

タワーホール船堀と新庁舎、その間の土地に建設予定の民間施設はデッキで接続される予定です。移動の利便性確保もさることながら、水害リスクを考え、移動が空中で完結できるようにするため、デッキの設置が想定されています。このデッキについては川口市庁舎に近いイメージになるのではないかと予想されます。

新庁舎建設基本構想・計画(案)の内容検討「建設地の概要、建設手法とコスト等」(資料3)
https://www.city.edogawa.tokyo.jp/documents/19795/10siryou3.pdf

建物の完成自体は2026年から2027年頃

2026〜27年頃には建物自体が完成する予定ですので、民間施設と合わせてその頃には船堀駅前の印象もかなりガラッと変わっているのではないかと考えられます。現在も駅前はそれなりに整備されていますが、より綺麗な駅前になることで、周辺住民の満足度向上につながるでしょう。


公開: 更新:2020-12-14 by
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