【郊外流出?】2020年、江戸川区内の人気エリアはどこだったのか
江戸川区の人口転出超過が話題になっていたので、区内の人口についてあれやこれやとまとめてみました。後半で各地の具体的な数値をあげています。
江戸川区民は出世するとよそに引っ越す?
そもそもコロナ騒動前から、江戸川区は江東区と千葉(市川・船橋)への流出が多めな地域でありました。

このことについては、区内出身のグッチ裕三さんが面白い格言を残されています。
自虐ネタですね。グッチ裕三さん、本当に面白い方です。江戸川区のスターです。
さて人口増加率も都内では下位です。また、2020年が江戸川区の人口のピークという予測もあります。

まとめると江戸川区はまさに下町、「都会の田舎」といった感じです。
自虐もありましたが、江戸川区は地価も安めなので、地域に中〜大規模な商業施設があり、そこで日用品の買い物も完結できますし、都心へのアクセスもそこまで悪くありませんので、生活する上でのバランスのよさというのはあります。また、区の面積が大きく公園がたくさんあり緑豊かです。そして人口もピークアウト気味なのでコロナ禍においては逆に密集が軽減されているところもメリットになりつつあるのではと思います(東西線除く)。
あとは災害リスクを各人がどれほど折り込むのか、がポイントです。災害リスクの把握はこちらが参考になります。
2020年町丁別区内ローカル人口動態調査
さて前置きが長くなりましたが、区全体としては人口は頭打ち傾向にあるという大きな流れがある中、江戸川区の中でも2020年人口が増えている地域はどこなのかを調べてみました。

各月の住民基本台帳男女合計より町丁毎に集計。
清新町と篠崎エリアが1%程度の人口増加でした。清新町は学区の評判もよく、水害ハザードリスクも低いため、人気と推定されます。一方の篠崎については正直なところ、謎ですが駅周辺で土地区画整理事業が進んでいるため、その影響があるのかもしれません。
船堀は増えたり減ったりを繰り返しほぼ変化なしです。
意外だったのが区内でも荒川を越えず、比較的都心へのアクセスがよい小松川の-1%減、平井に至っては-2%の減少でした。うーん、これはコロナ禍における郊外流出なのでしょうか。
さて以上の結果を視覚的にもわかりやすくするため、ヒートマップを作ってみました(人口増減-50以下が青、0が緑、50が赤)。
「あの辺の人が増えているんだなぁ」と区内に思いを馳せていただければ幸いです。